2017.12.29 UP
12/29 今週のレコメンド【ギル・エヴァンス(中期)】
こんにちは。野口です。
もう年の瀬ですね。2017年、皆様にとってどんな年でしたでしょうか?
さて、今回も前回に引き続き音の魔術師「ギル・エヴァンス」をご紹介します。
前回は前期ギル・エヴァンス音楽ということで、マイルス・デイビスとの「ギル&マイルス時代」の音楽をご紹介しました。
今回は、これまでのアンプラグドでクラシカルなビッグバンドサウンドに、電子楽器を取り入れ始めた中期ギル・エヴァンス音楽のご紹介です。
MASABUMI KIKUCHI AND GIL EVANS ” Priestess ” 1972
1972年 ジャズピアニストの菊池雅章の呼びかけにより集まった日本人プレイヤー達とギル・エヴァンスの日米合作音源です。
壮大なオーケストレーションと歪んだ電子楽器が新しいギルサウンドを生み出しています。
ビリー・ハーパーのテナーサックスとフェンダーローズを操る菊池雅章のソロが秀逸です。
ちなみに、同じ曲の別録音で、デイヴィット・サンボーンがアルトサックスソロを取るテイクもまた素晴らしい。
2017年のレコメンドは以上です。
来年も引き続き何卒よろしくお願いします!
それでは良いお年をお過ごしくださいませ。