FOOD LUCK! 映画『フード・ラック!食運』

 

原作・監督
寺門ジモン

 

原作協力
高橋れい子

 

脚本
本山久美子

 

出演
EXILE NAOTO,土屋太鳳
りょう,石黒賢,松尾諭 他

 

音楽
Amar

 

音楽プロデューサー
茂木 英興 野口 良

 

演奏

清元 美一郎(三味線)
武蔵国府太鼓 響会(和太鼓)

 

吉田 篤貴 関口 将史 カニササレアヤコ
伊藤 一道 野口 碧

 

和太鼓演奏指導
佐藤 祐三 市川 彰

 

レコーディングエンジニア
北吉 泰輔 パンジー関 鳥山 郁
谷 アキミ 安中 龍磨

 

ミキシングエンジニア
北吉 泰輔

 

レコーディングスタジオ
ABS RECORDING 府中の森芸術劇場分館 Serpe Room
F. C. B. Ave Studio

 

音楽制作協力
江古田アコースティックレコーディング サンミュージックプロダクション
SOUND STUDIO NOAH

 

音楽制作
GRANDFUNK INC.

 

公式サイト
https://movies.shochiku.co.jp/foodluck/

 

[NOTE]

“食”を通じて愛と人生を描いた『フード・ラック!食運』。

日本で発展してきた食文化「焼肉」にフォーカスをあてた本作品の劇伴は

寺門監督の着想で全楽曲に和楽器を使用し、音楽面においても日本オリジナルを演出しています。

作曲を担当したAmar氏は、西洋音楽をベースに絶妙なバランスで和楽器を取り入れ

本作の世界観に寄り添った個性ある劇伴を制作しました。

また、監督が特にこだわったのは「お肉の見せ方・質感」です。

それに応え、音楽面でも「美味しく見せる」音楽を追求しました。

作曲を担当したAmar氏のコメントをぜひお読みください。

私が『フード・ラック!食運』の音楽制作に取り組む中で特にこだわったのは、

音楽も合わせていかに「映像を美味しく魅せる」ことができるか、です。

焼肉を焼く“ジュー“という音響がとにかく素晴らしく、それだけでも美味しいと感じたので、

焼肉シーンの音楽は、“ジュー“の音に近い高音域を抑えめにし、

肉が焼けるシズル感を最も美味しく際立って聴こえるように調整しました。

また肉を網に乗せるタイミングで音楽をブレイク(停止)させたりと、肉を焼く演出にも寄り添い、

焼肉を最高に美味しく魅せられるよう工夫をしています。

それと、お腹に響く低い音程の大太鼓のリズムを、執拗なくらいしっかりと利かせています。

これはスクリーン上からお客さんの腹に空気の振動で直接アプローチをしていて、

見終わった後、お腹が刺激されてびっくりするくらいお腹が空いていると思います。

最後に、作品全体を通して「映画で流れる全ての音楽に和楽器を入れる」というコンセプトがありました。

作品の本筋はヒューマンドラマですので、ドラマとしての音楽に和楽器の音色を入れると、

ともするとチープな方向性になってしまう事もあります。

ですが、茂木音楽プロデューサーと二人三脚で、監督の意見を汲み取りながら細やかに調整していき、

ドラマ音楽として成立しながらも、和のテイストと絶妙に融合させることができたと感じています。

映画と合わせてバラエティ豊かな音楽も楽しんでいただければ嬉しいです。(Amar)